『GT-5000』の根幹を成す「GT思想」とは、音の本質をオーソドックスかつシンプルに、基本に忠実に追求するヤマハ伝統の設計コンセプトです。これは1982年発売のターンテーブルGT-2000シリーズで最初に提唱したもので、Gigantic&Tremendous(=途方もなく巨大な)の言葉が示す通り、音質的に必要な部分の巨大重量化と不必要な部分の大胆な省略を設計の基本に置いています。『GT-5000』ではキャビネットやプラッター、アームベースなどの巨大重量化を徹底して推し進めるいっぽう、電気的フィードバックを駆動系から完全に排除したクォーツ制御ACシンクロナスモーターによるベルトドライブ方式、シンプルな構造のピュアストレート・トーンアームなど、今の時代にふさわしい技術と素材も積極的に導入してアナログディスクの忠実再生を追求しました。
