1200ワット(2Ω、4Ω、8Ω)の定格出力。ワイドレンジ出力オートフォーマーは、2、4、8Ωいずれの負荷においても、理想的なインピーダンスマッチングを実現し、10Hz~100kHzという驚愕の広帯域特性を犠牲にすることなく、各負荷に同等の出力を供給します。また2~8Ω負荷において、微小レベルから最大出力まで、周波数帯域の全域にわたって最大で0.005%以下というほぼ測定限界レベル以下の超低歪み(全高調波歪率)を達成、極めて高い音の純度を実現しています。
出力素子には新たにThermalTrak出力トランジスターを採用しています。これは一般的な3ピンのトランジスターと異なり、バイポーラー・トランジスターと温度検出用ダイオードを1パッケージにした5ピンのデバイスです。トランジスタを流れる電流量によりデバイスの温度が変化するのを内蔵する温度検出用ダイオードでリアルタイムに素早く検知しバイアスを補正、短時間で出力デバイス自身の動作温度を安定させます。これによりトランジスターの動作温度の安定性が高まり、温度変化による音質への影響から解放されます(一般的な3ピンのトランジスターでは、外付け温度検出デバイスを用いるため補正にタイムラグが生じます)。新出力素子の採用に伴い、増幅部基板が新設計され、基板搭載レイアウトも一新されています。
クワッドバランス回路設計(入力から出力までが完全バランス回路で構成されています)。入力された正相(プラス)および逆相(マイナス)の信号は、完全バランス増幅され出力トランス”オートフォーマー”内で結合され出力されます(アンバランスの入力信号は、入力直後バランスアンプを経由しバランス信号へ変換されます)。クワッドは、”4重” と言う意味になります。 入力信号は、ホットおよびコールド側それぞれ2つのマッチングされた増幅回路によってプッシュ・プル動作で増幅されます。合計4つの増幅回路によって増幅されることからクワッド(4重)バランス回路と呼んでいます。
出力素子には新たにThermalTrak出力トランジスターを採用しています。これは一般的な3ピンのトランジスターと異なり、バイポーラー・トランジスターと温度検出用ダイオードを1パッケージにした5ピンのデバイスです。トランジスタを流れる電流量によりデバイスの温度が変化するのを内蔵する温度検出用ダイオードでリアルタイムに素早く検知しバイアスを補正、短時間で出力デバイス自身の動作温度を安定させます。これによりトランジスターの動作温度の安定性が高まり、温度変化による音質への影響から解放されます(一般的な3ピンのトランジスターでは、外付け温度検出デバイスを用いるため補正にタイムラグが生じます)。新出力素子の採用に伴い、増幅部基板が新設計され、基板搭載レイアウトも一新されています。
クワッドバランス回路設計(入力から出力までが完全バランス回路で構成されています)。入力された正相(プラス)および逆相(マイナス)の信号は、完全バランス増幅され出力トランス”オートフォーマー”内で結合され出力されます(アンバランスの入力信号は、入力直後バランスアンプを経由しバランス信号へ変換されます)。クワッドは、”4重” と言う意味になります。 入力信号は、ホットおよびコールド側それぞれ2つのマッチングされた増幅回路によってプッシュ・プル動作で増幅されます。合計4つの増幅回路によって増幅されることからクワッド(4重)バランス回路と呼んでいます。
項目 | 仕様 |
---|---|
定格出力 | モノーラル1200W(2/4/8Ω) |
出力インピーダンス | 2Ω、4Ω、8Ω |
定格周波数帯域 | 20Hz ~ 20,000Hz |
全高調波歪率 | 0.005% 以下 |
ダイナミック・ヘッドルーム | 2.2dB |
周波数レスポンス | 20Hz ~ 20,000Hz(-0.25dB、+0dB) 10Hz ~ 100,000 Hz(-3.0dB、+0dB) |
入力感度 | 4.8V(バランス)、2.4V(アンバランス) |
S/N比(A-Weighted) | 124dB(バランス)、120dB(アンバランス) |
混変調歪率 | 0.005% |
ワイドバンド・ダンピングファクター | 40以上 |
入力インピーダンス | 10kΩ(バランス、アンバランス) |
外形寸法 | 45.09(W) × 31.27(H) × 53.62(D)cm(突起物含む) |
質量 | 71.7kg |
