A-75はA級モノフォニック・パワーアンプA-250の開発で培ったテクノロジーを惜しみなく投入し、前モデルA-70の性能と音質を大幅に向上させた最高峰のA級ステレオパワーアンプです。優れた雑音特性のインスツルメンテーションアンプを採用し、信号経路にオペアンプを使わずディスクリート半導体で実現することで、電源電圧の束縛から解放された回路は、これまで困難と思われた信号入力段と電力増幅段のゲイン配分を実現し、アキュフェーズのA級ステレオパワーアンプ歴代最高性能となるSN比:122dB(ゲインMAX時)を達成しています。大型トロイダルトランスと100,000uFのフィルターコンデンサーを2個搭載した強力な電源部や、優れた音質で定評のある「パワーMOSFET」を採用した10パラレルプッシュプル駆動のA級動作電力増幅段は、1Ω負荷までリニアなパワーを保証します。出力回路に半導体リレーやエッジワイズコイルなど、特性や信頼性に優れた部品を採用し、基板のレイアウトやパターン技術を駆使することで低インピーダンス化を果たした結果、A-70を大幅に上回るダンピングファクター:1000を達成しています。